【Journal】クラッシュバンディクーとハロウィーンの秋
■ 02/10/10(木) 11:58:11 □ とてつもないフルー
昨夜ベッドに入って眠ろうというときに、ガタガタと体に震えが来た。風呂
上がりに冷えたのか。ぜんぜん眠れず、朝 7 時に震えてまた目が覚め、今日
はまったくの病人です。萌の世話をMとMKセーネンに頼るしかなし。
なんでこんなに寒いのだろうと思ったら、俺は熱があるそうだ。Mが作って
くれた湯たんぽを抱いて2時間ほど寝る。ふう。
■ 02/10/11(金) 14:03:12 □ 峠は越えた感じ
昨日一日、食えず、立てず、ただただ横になって眠っていた。なにしろ昨日
一日は、PC のスクリーンを読めず、枕元に置いたカシオを使う力すらもなかっ
たのだから、こんなに具合が悪くなったことは記憶にないくらい。
Mが言う通り flu(流感)だと思うが、人ごみに入っているわけでもないの
に一体どこで拾ってきたのだろう? Mがいろいろと世話を焼いてくれ、家族
があるというのはありがたいなあと思った。
こんなにシックになったのはマジで記憶にないよとMにいうと、大人になっ
てからの発熱は子供のときよりもしんどいものなのだ、私がアフリカでマラリ
アになったときがまさにそうだった、という。なるほど。MKは「僕が肺炎に
なったときがまさにそういう状態だったよ」という。そういえばあの時は、そ
んな熱があるくらいで大げさなとケーべツ光線を浴びせてしまったのだった。
すまなし ^_^;。
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病気で寝たきりのこんなときこそカシオの出番だったのだが、なにせ布団か
ら腕を出して本を取り上げることもできないほど衰弱していたのでそれどころ
ではなかった。今夜はもう腕が動くのでさっそく使ってますが、仰向けに寝た
姿勢で書くのはけっこうつらいもので、こうして横様に寝て書くことになる。
■ 02/10/12(土) 08:22:07 □ 萌、またも風邪
昨夜一晩中萌が落ち着いて寝なかったので、いかんなあまずいなと思ってい
たのだが、案の定朝大泣きになってしまう。が単に風邪のようだ。ハナがタラ
タラだが元気はある。
まあ大事にしていればOKだろう......と思ったら、今日は Thanks Giving
でまたBV3ボーイズが来るのだそうだ。とほほ、とても安静になどしていら
れない。
「なんでキッズが来て萌がエキサイトすると駄目なの?」とMが根源的なこ
とを聞いてくるので、「だって病気のときは安静に決まってるだろう」とやや
怒って答えると、「元気なときも、ボーイズが来ると萌が興奮しすぎるってい
うじゃない」という。「理屈じゃなくて too much は too much なのだよ、誰
だって3人の子供が周りを囲んで一斉にはやし立てたら too much に決まって
るだろう」。我ながら説明になってないなあと思いつつ、しかしなんでこうし
てきっちり条文化しないとそんなことが意思統一できないのだろうと、異文化
的無力感を感じる。とほほ。
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俺の意図をやっと理解したMが指令を下し、MKセーネンが全キッズのエキ
サイト量を適正にコントロールしてくれ、萌にとって疲れすぎない、ちょうど
よい楽しい夕べになった。萌の風邪もさいわい悪化せず、ハナ水だけで済んで
いる。熱も下がったし。
■ 02/10/14(月) 13:06:37 □ Thanks Giving 代休日
久々に Lincoln Park へ。暖かくて気持ちがよかった。萌があんまりうれし
そうなので、ちょっとのつもりが時間オーバー。Cedar Drive は休日で、サイ
クリストやモーターサイクリストが多かった。気持ちいいねえ萌。日本の秋、
狭山湖を MTB で走った頃を思い出す。
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英語版 Pocket PC ソフトウェアは何千もあるのだと判明した。北米では結
構普及しているらしい。ほとんどがシェアウェアなのが残念だが、試してみよ
う。
とりあえずムーンフェイズをトラックするフリーウェア Ephemeris 1.0 と、
デモ版の星座表をインストール。美しい。Pocket PC はカラー高精彩ディスプ
レイなので、こういった表示能力を生かしたプログラムは素晴らしく見栄えが
よい。真っ暗な夜空でバックライトディスプレイで星を探すというのは、実に
Pocket PC にふさわしい使い方なのだった。コンピュータの現在時刻と現在地
の緯度を使ったリアルタイム計算なわけで、紙の早見表にはできない簡単操作
なのである。星の見える夜が待ち遠しい。
■ 02/10/16(水) 10:25:07 □ M落ち込む
萌とBR母さんの Jelly Tune(アクティビティ)の付き添いでセンターへ。
萌は相変わらず、インストラクターがいうことをちっともやらん ^_^;。別に
協調性云々は心配せんが、興味対象が違うのかなあ。
まあ見様によってはきちんとやってる他の子のほうが不思議なので、「なん
で他の子はじっとしてられるんだろう?」とBRにたずねてみると、あの子た
ちは萌よりも小さいから、何事が起きているのか分からず成り行きを見ている
のよという。「萌はちっともシャイじゃないから、あのスローなゲームに退屈
して我が道を行くわけよ」。そうかもしれぬ。
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WD教授とのミーティングから帰ったMが、えらい大量に論文の直しを命じ
られた、終わるのは当分先だとがっくし落ち込んで帰ってきた。俺もがっくり
来るが、まあとりあえず元気付けていこう。
■ 02/10/22(火) 11:56:47 □ 枯れ葉舞う Cedar Drive
今日は萌が teething により絶頂にクランキーなので、久々に Oxford に来
て1時間まじめに遊んでやる。ここは高台にあるせいか滑り台がいつも露に濡
れていてつらいのだが、ダイナミックで楽しいです。しかしこの公園は住宅地
にあるのに、「コヨーテ注意」のサインがあるのだよあ。カナダの自然おそる
べし。
秋の枯れ葉舞う Cedar Drive を軽く流していくと、なんかもうとてつもな
くハンドリングが心地よくて、ゾワゾワする思いであった。左コーナーも超よ
くなってきつつあるなー。
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MSNに食文化に関しての面白い連載コラムがあるのだが、それによれば
離乳期に食べるもので食嗜好が決まるのはマウスの実験で立証されてるのだそ
うだ。ちゃんとダシの効いた食べ物をやって萌においてよかった。
よおし皿を洗って寝ようとふと外を見ると、星が出ている。さっそくこない
だインストールした星座盤でジュピターとマースを発見。初めて星を見て名前
が分かった。感動。美しい。楽しすぎる Pocket PC ライフ、彼は眠れない。
■ 02/10/26(土) 12:31:50 □「クラッシュバンディクー」の秋
このところ1日置きに萌が昼寝をスキップしている。昨日は昼寝なしで8時
過ぎまで起きていたが、最後はキーキーであった。いよいよ本当にノー昼寝キッ
ドになるのだろうか。よわったカンジ。
そして予想通り萌は朝4時頃目を覚まし、それでもけなげに俺を起こさずに
しばらく一緒にベッドに横になっていたのだが、駄目だと眠れんと起き上がっ
てキッチンへ行く(メルは不眠症気味だったので別室で寝ていた)。がまだ真っ
暗なのでそれもあきらめ、またベッドに戻るなどを繰り返していた。俺は起き
上がる気力はないが眠れもしないので、ずっと萌の様子を伺ってだけいたのだ
が、俺を起こそうとせず1人で待とうとしているのはえらいなあと思った。6
時頃にメルが起きて、萌は喜んで飛び起きていった。
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この頃Mが論文の頭休めに毎日「クラッシュバンディクー2」をやっている。
あまり面白いゲームではないのだが、萌も交えてあーできないこーでもないと
工夫して進めていくとすごく楽しい。日本の八幡ハウスでもそうだったなあと
思う。ゲームというのはまったく真にどうでもいい楽しみなので、気が安らぐ
のだろう。家族にはこういう、ぜんぜん重要ではない楽しみが必要なのだ。―
――と、私小説みたいなことを考える。
しかし、さささ寒い。強烈に寒い日々、昼間でも8℃くらい。夜3〜4℃。
来週ハロウィーンなのだが、なんでこんなクソ寒い時機に表を練り歩くような
風習があるのだろう。せめて9月とかにしとけばいいではないか。今日も無茶
寒い中大々的に花火をやってる家族があったし。謎である。萌は窓から見える
花火に狂喜してたけど。
■ 02/10/29(火) 10:06:17 □ 萌新語連発
今日は天気がいいものの空っ風があまりにも冷たくて、外を出歩く気がしな
い。萌を乗せてスリーピィランのみ。レガシィは先週末あたりから、デフが明
らかに固くなっている。去年はこの硬いデフ感がなんなのか分からなかったの
だが、GT2 でデフを固めたときと同じ感覚なので今は分かる。ハンドリングが
ソリッドになり安定感が高くて気持ちはいいのだが、冬場燃費が落ちるのはやっ
ぱりこのせいだなあと思いつつ、Cedar Drive の疾走を楽しむのであった。
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今日は萌がどうもクランキーで梃子摺らされたのだが、「No thanks」
「May I have some?」「しょっぱい」「(I'm) stack!」と新語を連発しまくり
でびっくりした。「MayI have some?」以外は特に教えた覚えはないのだが、
自然に覚えているらしく、それがなんかのきっかけで脳内でつながるという感
じ。すごいなあ。
■ 02/10/30(水) 14:15:48 □ サーモンを見る秋の午後
川でサーモンの川登りを見てきた。浅瀬で苦しむサーモンをなんか気の毒だ
なあと思いながら見ていたが、まあどのみち寿命は尽きかけており、できるだ
け上流で卵を産むだけのことなのだろう。頑張れ頑張れと萌と声をかける。
■ 02/10/31(木) 10:51:44 □ 萌のハロウィーン
ハロウィーンの支度のため急遽モールへ。萌の衣装は、魔女の宅急便のキキ
になるのだそうだ。俺はそのリボンなどを買ってきたわけである。黒の子供ド
レスはないのでTシャツで代用。帰ってきたら萌は疲れたらしく(やはり二日
続けて昼寝抜きはまだ無理らしい)、TVの前で横になっている。たとえ眠れ
なくても、小1時間横になっていればハロウィーン行事をやるだけのエネルギー
は回復するだろう。しかしまったくなんで、こんな寒い時機の夜に子供の行事
をやるのかなあ。まあ元々は子供行事じゃなくて、なにか由緒ある祝日らしい
んだけど。
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遅い昼寝後晩ご飯を食べ、ハロウィーンに出動。萌は「キキ」のコスチュー
ムと出先で会う近所の子供たちには大喜びしていたが、当然のことながら「ト
リック or トリート」はなんだか分からんので戸惑っていた。
家に戻って玄関で2時間近くホスト側をやり、これにも萌は大喜び。俺は強
烈にかわいい萌のキキ姿をメモリーカード1枚分、徹底的に激写する父親であっ
た。
そして近所中から打ちあがる花火。うちの前のロータリーでも花火大会が始
まった。手近でありがたいが、ケムがすごくて喉が痛くなるんだよなあ。実際
町中どころか北米中がこうなわけだろうから、大気汚染を心配しなくていいの
かという感じの量である。
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