【Journal】ありがたき春
■ 02/01/01(火) 12:35:12 □ WRC とLDのお正月
正月中 WRC(世界ラリー選手権)のリピート放送をやっていた。シーズン前
半部分を見逃したが、今日1日でサファリ以降を見ることができた。
サファリは聞きしに優るひどいステージで、どのチームもキャンセルできる
ものならそうしたいことであろう。疲労による怪我人続出という感じであった。
続くフィンランドは雪のステージで、これは面白い。しかしどれだけのグリッ
プがあるかドライバーたちは知っていてやっているんだろうが、一般人の普段
のドライブと変わりない顔でヘーキに走っている。すごいなあ。
次いで WRC サンレモ。初めてターマック(舗装)イベントを見た。恐るべ
きテクニックだが、峠道の限界を極めているという感じで、想像を超えた速度
ではない。単一コーナーの速さでは俺たちがバイクでやっていたのとあまり変
わらない。違いは連中が安全マージンほとんどゼロで延々とそれを何キロでも
やれることで、バイクでそんなことをしたら1ステージで 60 回くらい死んで
しまうのである。まったくすごい競技だ。
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午後からLDが来てくれ、皆でゲームで遊んだりしてすごくお正月っぽく
なった。本年もよろしくお願いします。
■ 02/01/02(水) 16:56:11 □ バーナビレイクの散歩
昨年末の萌の ear infection が治ったかをチェックしてもらいに Dr.Bの
検診。問題なし。そのあとバーナビパークで散歩。萌がトコトコと長時間自力
で歩いてご機嫌であった。これはMが妊婦のときに、大きなお腹に苦しみなが
ら切実に夢見たシーンであり、実にうれしい。カメラを持っていなかったのは
大失敗。
■ 02/01/07(月) 11:43:51 □ 萌の知能向上は驚異的
今日はテーブル製作など生産的な1日であった。
それにしても萌の知能向上はクリスマス前後から驚異的。OKOMKにもらっ
た日本語パネルで遊んでいるのだが、「レディバグ(てんとうむし)はどこ?」
と聞くと散らかったパネルの中から必ず正しいレディバグパネルを拾い上げて
渡してくれる。さらに今日はりんごのパネルを見せると、「アップル」とちゃ
んと答えるのであった。すんごーい! ただ日本語で「てんとうむし」「りん
ご」と言っても分からないので、せっかく今分かっている英単語を混乱させる
ことなくどうやって日本語バージョンを教えたらいいだろうと俺が悩むのであっ
た。
(※)数日後、「てんとうむし」も「りんご」も完璧に覚えてくれ
て満足 :-)。
■ 02/01/15(火) 11:04:36 □ 冬晴れのトレインパーク
日本のHKに頼んだGT2がまだ届かぬので、モールへ行ったついでにゲー
ムショップを覗いてみたが、中古新品ともロクなソフトが売ってなかった。カ
ナダではGTがあまり人気ないようで、NASCAR なんとかばかりが売っていた。
それとバスケットとアメフトと破壊系ばかりで、こっちのゲーマーはみんな子
供なんだろうなあと思う。大人がゲームをやってる国と、大人がやる価値のあ
るゲームがない国ではどちらがより成熟しているのかなんとも言えないが(笑)、
大人ゲームのある国の方が楽しいよなあ。
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帰ると萌が起きていて、まだお日さまがしっかり残っていたので久々に公園
へトレインを見に行った。素晴らしい冬晴れの日々、BCじゃないみたいだ。
汽車を2つ見て、森の中をトコトコと歩く。こんなナイスな日に萌と森を散歩
ができるなんて、ありがたき人生と思わざるを得ない。
■ 02/01/20(日) 26:23:21 □ MK入居
甥のMK青年入居。M一家の引越し王STの指揮で、あっという間に終わっ
た。どえらいガラクタの山を持ってきおった(笑)。階下に人が増えたのを知っ
て、萌が興奮している。
■ 02/01/23(水) 11:21:33 □ 初めての大雪走行・West Van
どわ! 大雪になった。現在すでに 10cm 強、まだ積もりそう。すごい。M
のプロフェッサーに会いにウェストバンに行かねばならないという日なのに。
―――が、しめしめ、ついに雪道テストができるぞと内心ほくそえむ。
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PoCo コーナーまではもう速度も遅くまるで平気。特に新雪を踏みしめるの
は長野でもそうだったように気持ちいい。PoCo コーナーはGでタイヤがやや
流れ出しかけ、ブレーキを踏みそうになってしまい怖かった。ああいうときに
ブレーキを踏んだらそれこそ見事なスピンとなってしまいそうで、遅く走るよ
り上策はないのだろう。Lougheed、トランスカナダは通行量が多いので問題な
し。しばらく走って慣れたところで最速車線に入り他車を追い抜いていく。
橋を渡った後のノースバン登りでは、道にかなり雪があるのに流れが速く、
それまでと比べてかなりグリップ感が減っていたので、3rd でトラクションを
確保しつつ右車線にとどまっていた。見ていると普通の FF/FR 車がヘーキで
左車線を飛ばしており、悪条件では駆動形式より経験がものを言うようだなと
思う。
ウェストバンに到着し急坂を降りていくと、グジグジな雪で ABS が作動し
てしまいそうで(作動したらどの程度流れていくのか分からないので)、なか
なかブレーキペダルを強く踏めない。強く踏まないとローターが暖まらずなか
なか通常の効き味に達しないため、車重のせいもあってタイヤが滑ってるわけ
ではないのに停止距離がずるずると伸びてしまうのだ。やっぱり下りが一番危
ないなと思いつつ、20km/h くらいで前のメルセデス4駆に従いそろそろと降
りていった。教授家前で ABS をテスト、ガガと2回ほどの作動音を出してす
ぱっと止まった。雪を押しのけてアスファルトに接地するという感じで、やは
り雪といっても低速ならそう滑るもんじゃないようだ。
萌が寝ていたのでそうっと教授家に入ろうとすると、阿呆な小型犬がフリー
クアウトしてキャンキャンと鳴く。ああ萌が起きて驚くなと思っていると、目
を覚ました萌は「わんわん」といって笑い出した。急に起こされたのにまった
く平気の平左で、滞在中ご機嫌で遊び、犬を追いまわしていた。まったく性格
のいい娘だなあと思う。
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教授家から次は山中の SFU 大学へ。ノースバン部以外はもう雪がなく快適
に走る。雪が残る部分とない部分ではグリップ感に激しい違いがあるのが分か
る。雪がない部分ではベチャベチャのウェット高速でもいつも通りの無敵のグ
リップ感で、すこぶる気持ちよし。で雪上ではそれが感じられなくなるので緊
張するわけである。やっぱり4駆といえどもオールシーズンタイヤでは、アス
ファルトと同じようなグリップ感など出るわけはないのだな。とりあえずこの
タイヤではこれ以上の仕事はできないようだ。
ハイウェイから降りてバーナビへ。バーナビの丘がいちばん雪深く、ワダチ
ができている。交差点で止まれず追突してる車と、赤信号なのに止まれず交差
点にぐおーんと入ってきてしまった車を目撃した。うちのレガシィはタイヤが
ワダチにヒットしたときなど、タイヤがババンとまず振動し、それが一瞬後ス
テアリングに的確に伝わってくるのが心地よい。このダイレクト感は素晴らし
い。滑ってもなんとかなるだろうなと思え信頼と安心感が増してくる。
SFU 前の坂はもう当然全面的に雪に覆われており、最後の右コーナー 60km/
h で実際にスライドを体験できた。滑ってはいるが均等に滑っており、スライ
ド幅はタイヤ1本分ほどだと分かるのでなるほどという感じ。これでもう雪で
の挙動には一通り慣れたなと思う。Mの用事を待ちつつ萌とサンドイッチを食
べ、下りて行く頃にはもう雪が残った坂道でも余裕だった。
SFU からは混雑を避けてバーネットハイウェイから帰る。木々に雪が降り積
もり絶景。そしてノースバンと異なり、皆なぜかスローレーンを 70km/h 以下
でそろそろと走っている。うちのレガシィはここでは十分なグリップ感を出し
ていたのでただ1台 80km/h でファストレーンを走り、キングオブザ雪のバー
ネットハイウェイとなった。ここでいちばん4駆の威力を感じたのであった。
というわけで、雪上ではどのように怖いのか、どの程度のグリップ感があれ
ば怖くないのかをしっかりと学べた(気がする)有意義な往復であった。しか
しリラックスしようと努めていたのだが、帰ってみたらやはり背中と肩が凝っ
ていた。緊張していたのだろう。
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萌と遊んでいて子供番組「トイキャッスル」の振り真似をしたら、萌がそれ
に合わせて決めゼリフ「Big Problem!」といった。どわー、なんちゅう難しい
言葉を言えるのだいお前は。えらい。
■ 02/01/27(日) 12:01:39 □ 大雪ドリフトテスト
すごい大雪、夜の間にキチキチの良い雪が 20cm 積もって、今もまだ降って
いる。萌を庭に連れて出ると、ここ数日で彼女は雪中ウォークが上手になって
いた。えらい。
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萌が寝た直後にMが帰り、BRをスーパーに連れてってやってくれと言われ
て出かける。BRが買い物をしている間、こっそりとスーパーの巨大パーキン
グに向かう。ジャリジャリの雪の上ではグリップ感は確かだが、やはり停車の
たびに ABS が効きまくる。
そしてまったく車のない大駐車場の彼方で、15cm の新雪かきむしりテスト
を挙行。ターンでちょっと踏み込んでいくと、ハンドルをフルロックまで切っ
ても向きが変わらないままフガフガと進んでしまう。ありゃりゃ。アクセルを
戻せば簡単に修正できるが、ギアを変えたりして何度か試しても、ラリーのよ
うにリアを振ってフロントをインに向けるという感じにはならない。前後輪と
もトルクはかかっているのだが、プッシュアンダーというのかフロントがイン
に引っ張ってくれず、FFのように外に流れていってしまう感じ。
うーむと思いつつ考えて、今度はステアリングをじわりと切るよう努力して
みる。するとくるりと向きが変わってリアがすわーっとスライドした。おおこ
れだ。もう一度トライ、フロントがくるりと入りリアがどわーっと大きく流れ、
慌ててカウンターステアを当てる。もうラリーそのもの ^_^;。しかしこれで
分かった。ミューが極端に低い場所ではまずフロントをグリップさせてやらな
ければ、どう駆動していても方向は変えられないのだ。なるほど。フロントさ
え向きを変え始めれば、後は AWD の力で行くべき方向に進んでくれるのであ
る。実際大ドリフトしながらもきっちり前に進んでいくのがやはり FR とは違
う。FF ではこのアンダー殺しがもっと難しいのだろう。
なるほどねーと満足、こないだに引き続き勉強になった新雪ドリフト走行だっ
た。
■ 02/01/29(火) 13:14:00 □ 届いたGT2ーーーーーーーーっ!
届いたGT2ーーーーーーーーっ! HKお前はいい奴だーーーーーーー
と叫んでたちまち開始。
KVのGT3に比べてまず絵のヘボさに驚いたが、まあハードの限界でこれ
は仕方がない。とりあえず手頃な FF/FR/4WD に乗ってみると、想像していた
よりもイージーに運転できる。フラフラはしてしまうが、やはりアナログは微
妙なコントロールが効いて気持ちよし。
だいたい分かったところでレースへ。車は持ち金一杯の速いのを買おうかと
考えていたのだが、やっぱり現実に即して始めねばいけないと去年まで乗って
いたシビックをゲット。これが Si なので意外に速い。ペースを上げるとフロ
ントがスライドしていくのが分かり面白い。最初のコース、1周目を1位で通
過し勝てると思った2周目、1コーナーの速度が速すぎてリズムを乱し、全部
に抜かれて最下位となった。軽自動車に負けた ^_^;。やはり難しい。
何度か挑戦して中古レガシィが買えるところまでお金がたまり購入。色まで
含めてうちのとまったく同型のが手に入る。カンドー (;_;)。そしてこの中古
レガシィ GT が素晴らしい。スタートとコーナーの立ち上がりがめちゃくちゃ
速い。ラリー風コースでは思い切り振り回せる。コーナーの入り口でもう少し
インを向けられたら最高なのだが、その辺をパーツとセッティングで改善して
いくんだろうな。難しそうだけど。レガシィ入手と同時に腕前も上がってきて、
楽しい。
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03:49、はまった。レガシィでの初勝利を得た晩飯後くらいから今まで、萌
の世話以外ほかになにもせずにはまった。やっとレガシィが勝てるマシンになっ
てきて、車も数台ゲットし資金もたまり、ここから先どう進むか策を練ろうと
いうところ。各馬力クラス別に車を作るのがミソなようだ。とりあえずレガシィ
で美しい走りをして純スポーツカーを破るという目標は初日にして達成できて
満足。ふー。
■ 02/02/01(金) 10:59:22 □ GT で筋肉痛
なんと昨夜GT2でやった耐久レースのせいで体が筋肉痛になっている。コー
ナーで外側の足を踏ん張ってしまうのだ。リアル過ぎ。
昨夜眠る前にロータスヨーロッパが手に入った。当然サーキットの狼仕様に
して走ってみると、エンジンもハンドリングも古い。どろーんという感じなの
だ。が向きがくるんくるんに変わるのが面白く、そうかこれがミッドシップか
と感心してしまった。パワーがないので、小排気量レースのためにこいつをキー
プしておこう。
こないだテストで乗ったアメ車もドカドカで面白かったし、外国車にも興味
が湧いてくる。BMW 3 に乗るとまるきり市販車で遅かったのだが、アンダーで
コーナーに入ってからステアリング一発でオーバーに持っていくような操作が
絶妙に楽しく、なぜハンドリングが絶賛されているのかも分かった。ロールを
利用して曲がる感じがうちのレガシィとも共通している。うーんほんとにすご
いわこのシミュレーション。
■ 02/02/12(火) 23:29:58 □ ソルトレークオリンピック
昨日のフィギュアペアのコントラバーシー(会場が湧きに湧いたカナダペア
がゴールドを獲れなかった)が朝から晩まで TV でやっており、スケート 500
決勝とフィギュア男子がライブ放送されなかった。テープで重要なイベントだ
け流れたが、500 の3レースとフィギュアの2演技だけであり、あとは延々と
あのコントラバーシーを皆で語り合っていたのである。気持ちは分かるが、な
んといってもライブの競技が優先に決まってるだろう。ため息。
第三者の俺から見ると昨日の件は、「カナダペアが絶対優勝だった」などと
いうことは決してなくて、技術点ではミスのなかったカナダ、芸術点ではロシ
アだったと思う。カナダ・米国のファンはハリウッド型のドラマチックさに打
たれて大盛り上がりとなったわけだが、その劇的効果の幾分かは BGM に使わ
れた映画音楽(とその映画のストーリー)のせいもあったと思われ、そういう
ストーリー性なしに純粋な肉体芸術美を表したロシア組の方がやはり芸術とし
ては上というならそれはその通り。技術点の差を芸術点が上回ったかどうか、
それ以外は議論してもラチは開かないと思う。
カナダの星エルビスストイコは好きなカンフーののりを大幅に盛り込んで楽
しく滑っていた。失敗が響いて技術点が低く、カンフーが評価されず芸術点は
さらに低かった。明日はもう得点とか抜きで、欧州美よりもハリウッドドラマ
よりも美しいものが格闘技にはあるのだというところを見せてほしい。
なんか競技内容的に明るい話題が今のところあまりないオリンピックで、大
記録も出ないしスーパーパフォーマンスもないし、地元選手が華やかに勝ちま
くってる感じもしない。ここらでなじみの原田あたりが勝つと、大会自体が盛
り上がるような気がする。プラクティスでベストを出してるらしいのだ。
■ 02/02/14(木) 12:32:37 □ やっとオリンピックらしく盛り上がる
ポカポカ陽気。萌と庭で遊ぶと、庭の草花の芽がもう出ている。もう春なん
です。
今日はひいきのルメイドーンが見事にゴールドを獲り、スケートではロシア
の選手がインクレディブルを決めてレベルの高い競技の末ゴールドを獲得し
(アメリカの選手もよかった)、やっとオリンピックらしく盛り上がった。
「しかしオリンピックなのになんでこんなにカナダと USA は盛り上がらない
のかね」とMに聞いてみると、「そりゃTV放送の差よ。日本なんか全局24
時間オリンピックって感じですごかったじゃないの」と単純なお答え。たしか
にそうか、カナダじゃアトランタもシドニーも放送が少なかったもんなー。今
回はカナダが活躍する冬季なので夏のオリンピックより実際放送は多いのだが、
それでもCBCと米NBCの2局しかやってないのである。NBCなんかアメ
リカの局のくせして、夜中しか放送してないんじゃないだろうか。まあ実際階
下に住むBRもMKもオリンピックを一切見てないわけで、オリンピックであ
んなに盛り上がるのは日本の特徴なのかも。
■ 02/02/15(金) 11:56:05 □ カナダホッケー惨敗
カナダペアにゴールドが再発行された。俺はカナダのほうが圧倒的によかっ
たとは思っていないので、ロシアペアに対しても気の毒に思う。彼らだってミ
スを1つしただけなのだ。
カナダのホッケーが始まったのだが、いきなりスウェーデンに大惨敗してい
る。見ているとサッカーと同じで、スウェーデンはバック3がまずしっかり守っ
てから攻撃を組み立てている。カナダにはそういう組み立てが見られず、常に
あせって前に進み網にひっかかっている。カナダとて選手も監督も百戦錬磨だ
ろうに、なんで修正できないのかと思っている間にどんどんと点を取られてい
くのであった。
しかしほんとにオリンピック放送は CBC だけだ。NBC はなんと NASCAR カー
レースをやっているのである。視聴者が望むならなにをやろうと自由だが、だっ
たら放映権を買うなよといいたい。しかしほかの局は高くて買えないのか....。
■ 02/02/20(水) 12:50:32 □ Kids are all right
昨夜萌のTV視聴時間を巡ってMと言い争い(Mは制限せよといい、俺はそ
んなに神経質になるなという)、それでお互いダウンしております。反省して
今日は久しぶりに萌に本を読んでやったりした。萌はこの頃いろんな歌を歌っ
ている。「おとうさん」より階下のイトコMKの名前を先に覚えてしまったの
はショックだったが(笑)、萌がなにかを言ったり歌を歌ったりするたびに胸
が震えるほどうれしい。最近はMKも混じってより一層遊んでもらっている萌
は、言葉や歌やダンスの覚え方が急激にアップしている。毎日いくつかは必ず
新しい言葉を覚えている感じ。やっぱり TV を見ようが見まいが、Kids are
all right なのだと思った。
オリンピックホッケー・カナダ対フィンランド。カルガリーなどでバーに集
結して応援しているファンがときどき映し出される。PoCo みたいな田舎では
静かすぎて分からんが、やっぱりオリンピックで盛り上がってる町もあるんだ
な。
■ 02/02/24(日) 13:08:07 □ オリンピックホッケー決勝
ホッケーの決勝、1st ピリオドを終えてから気付いて見始めたのだが2−
1。全員が USA ゾーンに入り、パスを回して守備ブロックを崩すといったよ
うな、まるで優れたサッカーチームのように美しい組織プレーをカナダが見せ
ている。やっぱりホッケーでも組織ができれば美しいんだなあ。こんなのは見
たことがない。NHL の上位チームではこういうプレーも見れるんだろうか(※)。
(※)P氏の調査によれば、オリンピックルールはリンクが広いの
でパスの使い方が重要になり、肉弾戦中心のNHL戦法は通
用しないのだとのこと。カナダがそれにアジャストしたから、
あれほど美しいホッケーになっていたのだった。
と思ったらパワープレーをしのいだ USA が反撃してラッキーゴールで2−
2。うー。しかしカナダの方が優れたチームなのは間違いない。パスを散らし
てマークをはずし、―――ゴール! これは最後までプレッシャーに負けなけ
れば勝てる。個人の力量ではなくチーム力で上回っている。グレツギーの顔は
まだこわばっているが(笑)、ピリオド後のインタビューでは選手たちは驚い
たことに非常に冷静なようだ。
3rd Pd. カナダはスローに滑り出しつつ組織力でじっくりと攻撃を固めてい
く。左右にすばやく散らすパスから、オーバーラップする選手へ流すパス、そ
して組織的なプレスと破綻のないゾーンディフェンスまで、ホッケーの美しさ
がカナダによってここに表現されていて本当にこのスポーツを見直してしまう。
ホッケーではさっきのようなラッキーゴールが防ぎにくそうなので、もう1点
はどうしても取っておかなければならない。
USA が必死の猛攻、リードするカナダはじっと我慢のとき。そして定石通り
のカウンター炸裂、決まった―――っ! 美しい! これでグレツギーもさす
がに笑っております! 駄目押しの5点目、グレツギーももうニカニカであり
ます! よかったよかったとオリンピックは終わってしまった。
夕方MKを送ってちょっと走ったのだが、町中で車が警笛を鳴らして喜ん
でいた。めでたしめでたし。
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