【二輪免許取得篇・7―夏服を着た女たち】
Newsgroups: fj.rec.motorcycles
Subject: Our Fellow Bikers :-) Vol.2
Date: Wed, 10 Jul 1996 06:44:24 GMT
■□ サカタ@Elite 125です :-)
【二輪免許取得篇・7―夏服を着た女たち】
日曜日、私は誕生日だったのでお祝いに友だちと Spanish Banks という
ビーチへ行ってきました。バイクで行きたかったんですが3人だったので
我慢して、日本食屋ですし弁当ととんかつ弁当を買って、ぴかぴかの天気
の下でおいしいおいしいと言いながら食べ、持って行ったギターで歌を歌
い、最高でありました。
バンクーバーでも西側半分は特に美しいのです。住宅街がそのまんま公
園というか、公園の中にきれいな家がたくさん建って人が住んでいるとい
うか。まったくどこもかしこも美しい。
そして、どんなに日が照っても木陰に入るとひんやりとするのがカナダ
の夏で、極楽とはこのことかしら (^_^)。僕は日本の夏のぬるりとした空
気が好きなので(変わってるでしょうか :-) こんなにさわやかだと拍子抜
けする感じがあるのですが、じりじりと焼き付く陽射しと木々の緑と海の
光景を楽しみました。次の日曜日はきっとバイクで来なければ。
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奥さんを後ろに乗せて走っていると、彼女は「カーブでそんなに傾ける
な」というのです。僕は経験上、実際のバンク角は乗ってる人間が感じる
深さの半分程度だと知っているので、まあちょっと見てなさいと彼女の見
てる前で一人カーブを曲がってみせました。すると───
「わざとゆっくり曲がったわね」
「違うって! これが普通なんだよ!」
「あんなに浅いわけはないわ。きっとここはカーブが普通よりゆるいのね」
「違うってばさー (;_;)」
と話にならないのです。
それでも理詰めで、いかに私が安全確保に腐心しつつ走っているかとト
クトクと説き、だんだん信用してくれるようになってきたみたいですけど。
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日本の母親からも誕生祝いの電話がかかってきたんですが、なんとなく
『バイクを買った』と言うとえらく心配するような気がして、そう言えま
せんでした。まるで親や学校に隠れてコソコソ原付に乗る高校生そのもの
だ、情けないワタシ(^_^;)。
バイク乗りの私たちにとって一番の難物は、もしかしたら心配性の女の
人たちではないでしょうか :-)。