『真のブルーズマンたちの偉大な物語』
Thanks To: mefetech (Toshi san)
From: Tomo Sakata (sprynet.com)
Newsgroups: fj.rec.music
Subject: Re: The Story Of The Real Blues Men
Date: Tue, 12 Nov 1996 02:07:54 GMT
■□ サカタ@真のブルーズに憧れる男です
fj に日本語が入力できないお気の毒 Toshi さんのブルーズ夜話が続き
ます :-)。
/~~ On Mon, 11 Nov 1996 17:14:34 -0800, Toshi wrote:
> Dear Mr. Sakata;
:
> Going back to the blues subject, several months ago, I went down to
> to a blues bar in Chicago with my friend who told me that Sugar Blue
> would be playing there. As you know, Sugar Blue is the one who
> played harmonica in Miss You of the Rolling Stones. When we were
> parking the car around 10 PM Friday night and one guy was standing
> in front of the bar and was telling all drivers to park in rear. To
> my surprise, that was Sugar Blue. (He was cool on stage. He carried
> several harmonicas in two leather belts across both shoulders like a
> cowboy)
げげー。むかしこれと似た話が僕にも起こったことがありまして、東京
は渋谷の屋根裏というライブハウスに出演するために西武デパートの裏に
楽器運搬車を止めたのですよ。お金がなかったので、駐車場に入れずに。
で4階だか5階だったかの恐るべき高さにある屋根裏までベースアンプと
かを死ぬ思いで担ぎあげたんです。一度上まで行くと息が切れて酸欠状態
になるので (^_^;)、地上に降りたメンバーは交替で息を整えつつおまわり
さんが来ぬよう車を見張ってたんです。
すると人相の悪い男が、厳しい表情で私に歩み寄りました。───う、
西武デパートの警備員か? ───すかさず私は、「いやいやすいません、
楽器を運んでるだけなんです、5分で移動しますからもう(大嘘)」とぺ
こぺこと弁解をまくしたてました。すると彼は;
「......いやあの......ファンなんですけど。サインもらえますか?」
このときほど貧乏バンドマンの身の上を呪ったことはありませぬ。
.....しかし、真のブルーズマンになるためには、そういうところで格好
をつけてはかえって正しくないのだという教訓が、Toshi さんの挿話から
伺えますね :-)。
----------------------
> I talked to several bluesmen in the past and most of them were not
> making more than $100.00 per night. Most of them were making $20.00
> to $40.00 per night.(Maybe with free drinks??)
げげ。セコくてバンドの足元を見るで有名だった上記渋谷屋根裏のマネー
ジャーでさえ、200 人入れたら数万円くれたのに。シカゴブルーズの世界
はそれほど厳しいのかー。
> Some are good, some are not. Cheering and booing. One time I saw
> one guitar player changed one broken string within 20 seconds while
> others are playing.I really respect their professional attitude.
> They know the bottom line...making money by satisfying the customer.
私は 20 秒では無理ですが、60 秒でならいけるんじゃないかと思います
です :-)。
ニールヤングを見ていたとき、客を楽しませようという意思はハナから
ないなと感じたんですが、それならそれで別の方法でこの俺を感動させて
くれよと思ったんですよね(させてくれなかったけど)。ストーンズは究
極のプロフェッショナル、ニールヤングは究極の非プロフェッショナルな
のかもしれません。ストーンズをエンターテイナーと呼ぶのも抵抗ありま
すが、実際見ていて楽しい :-)。
> I met a few Japanese Bluesmen in Chicago. I do not recall their
> names but one guitar player was from Hi-Fi-Set (?). He was pretty
> good. The other one I remember was called "Shun" (?) You may be
> able to tell me who they are.
>
> Good night.
> Excuse my long talk.
fj にはご存じの方がいるかもしれませんね。二人ともすごく有名なギタ
リストだったりして :-)。
From: Tomo Sakata (sprynet.com)
Newsgroups: fj.rec.music
Subject: Re: The Story Of The Real Blues Men
Date: Wed, 13 Nov 1996 07:52:54 GMT
■□ サカタです
In Article <56b0rl$oj7@juliana.sprynet.com>
mefetech@sprynet.com (Toshi san) wrote:
>> げげー。むかしこれと似た話が僕にも起こったことがありまして、東京
>> は渋谷の屋根裏というライブハウスに出演するために西武デパートの裏に
>
> Hey, you didn't tell me that you are a musician.
> C'mon, tell me about you and grass roots of Japanese Music Scene.
> Hey, it's going to be interesting....
>
> I can't wait.
あ、いえいえ、ここでは Toshi さんのブルース夜話を聞かせていただい
て、ここを読む日本の若いミュージシャンの糧とするのが物語の主旨です
から、はい (^_^;)。
Toshi さんはご存じかどうか、RC SUCCESSION やボガンボスやストリー
トスライダーズなどというバンドの影響もあって、今は日本でもブルーズ
がけっこう聴かれてると思いますよ。このグループにさっく氏という面白
い方が出没されておられますが :-)、その方が先日スーパーなコンサート
評を書かれた吾妻みつよしのバンドなんて、昔は絶対客が入らなかったと
思うのに今はだいぶ盛況のようで驚いてしまいます(───僕は吾妻氏が
プレイヤー誌に書いていたブルーズギター講座を読んで笑ってただけで、
彼の音楽を聴いたことはないんですが ^_^; ───)。「クロスロードな
らクラプトンよりもロバートジョンソンでなくては」などという話題も最
近ここに流れてましたし、日本のブルース的未来は明るいですね :-)。
未来といえばそういえば、だいたいカナダの子供たちを見ていると、あ
まり音楽好きな子っていないのかなって感じます。ハイティーンになれば
それなりにバンド野郎もいるみたいですけど、僕の知ってるローティーン
の子供たちはみんなスポーツやゲームに夢中で。俺がお前くらいの年には
なボーイ、ビートルズやツェッペリンがなによりも大切だったんだぜと噛
んで言い含めても知らぬ顔。
シカゴの子供たちはどうなんでしょう? やっぱりブルーズの本場で生
まれ育つ子は、草の根ブルーズ的に見込みのある子が多いんでしょうか :-)?
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