霧の織田対決
■ 99/12/07(火) 12:31:22 □ 風邪は万病の元
Mの風邪が悪化し具合悪いという。馬鹿め! だから暖かくしろと言っただ
ろうがというのだが、例によってそんなの医学的に関係ないといわれる。将来
自分の子供にも同じことを言われるのだろうなあと思いつつ、へ理屈はいいか
ら暖かくせよ! 口答えするな! と叱りつけるのだ。
まじめに仕事をしていたら、この仕事のレートがいいというFAXが届いた。
よおしやる気が出る。兄貴への手紙を出し忘れたので、仕事の詰まりを気分転
換するためにポストまで歩く。夜の外はもうまるきり冬なんだな改めて気づく、
もうクリスマスもじきだもんなー。
■ 99/12/12(日) 17:01:00 □ ベイビー用品
BVがいらなくなったすべてのベイビー用品を持ってきてくれた。一人のベ
イビーにこんなにいろんなものがいるのかと驚くほどの量である。まだ7ヶ月
だかは不要なのだが、ありがたい。BVが買い物に行く間BTを連れてピザ屋
とバーナビーレイクに行く。BTが鳥が好きなので、もっと明るくて暖かいう
ちに行けたらよかったのだが。図鑑を持って。
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ネットで見つけた大ホンダストーリー読了。まったく面白い会社だと思う。
日本で白眉の理想主義会社だろう。Mに話したいのだが、もうホンダ話アレル
ギーになっている様子で聞く耳持たず(笑)。
このストーリーに出てくる本田宗一郎氏の徹底した「買った人を喜ばせるた
めならなんでもしろ」主義と能率性追求マインドがホンダの、さらには日本製
品に普遍的な品質主義になっているんだろうな。実際カナダで生活していると、
いろんなものの品質、出来の悪さに呆れることが多い。コーヒーフィルターと
かドアのロックとかシャワーとか、なんでこんな風に作るんだ、デザイナーは
使い勝手を考えてないのかと腹が立つ。日本じゃこんなものは誰も作らないし、
あっても絶対売れないだろう。昔ハリファックスの英語クラスの卒論でそう書
いたときは国粋主義思想だといわれたが、今でもその気持ちに変わりはないん
だよな。
■ 99/12/16(木) 13:07:59 □ SFU の建物すごし
6時まで真田太平記を読んでしまった。Mも胃の調子が悪くて眠れなかっ
たので二人とも疲れている。Mの体力が充電されて SFU に行くまで仕事。
太平記は、やっぱり題材は面白いのだが、池波のスタイルや思想にけっこう
うんざりするものがあった。真田関連の短編を読んだときにはさほど気になら
なくて面白かったのだが、真田親子が言葉少なに別れるシーンに「言葉という
のは時としてなにも伝えないことがあるのだ」などという前時代的な注釈を付
けられると、「おっさんやなあ」としみじみ思う。だがしかし、大阪夏の陣の
後日談で(最終巻はすべて後日談、司馬なら書かない読者サービスであった)、
農民に対して真田家の者が泣きながら礼を言うあたりは、読んでいて泣けてく
るのであった。あのへんに時代の封建美があるのであろう。
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Mの大学 SFU の中に初めて入ってみたのだが、わざわざこんな山の中に作
るだけあってスペースがたっぷりある快適そうな学校であった。で構内を歩い
てみて建物の広さと長さとデザインに驚いた。すごい規模だなこりゃ。UBC は
単なる平地にビルがぽつんぽつんと建ってるだけでなんとも思わないが、SFU
は建物としてローマのコロッセオをモチーフにしてる感じで、スペクタキュラー
なのであった。あちこちにデザインの面白い建物を作るという意気込みが込め
られていて面白く、びっくりしたわ。そういえばバンクーバー生き字引Pさん
が「結構建築界では有名な建物」だって言ってたな。
■ 99/12/17(金) 14:15:22 □ 今日も朝から
また4時くらいまで眠れなかったのに、7時からうちの前の Lougheed
Hiway で大工事が始まってしまった。ノイズに混じってものすごいバイブレー
ションが伝わってくるという最悪の状態。いったいなにを作っているんだ。無
理して寝たのだが朝方 FAX も入り、ぐったりであった。まあともあれ今日で
終わる。
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20:37 1119、残り 758。BRが来てMとあれこれ妊娠出産の話をしている。
俺も授業を受けなければならないとか、それでいて頼りにならないから出産時
には親戚一同が産室に入るだとかなんだとか勝手に決めている。勝手にせよ。
俺が勝手にせよといって本当に勝手にしてくれればいいんだけど(笑)、そう
もいかないか。
22:00 残り 260、あと1時間。しかし疲れた。昨日思い付いたのだが、これ
が終わったら余暇の楽しみとしてホンダストーリーを抄訳しようかなと考える。
世界の人に知らせたい話がたくさんある。
23:07 終わった。ふいー。明日は自由だ。
■ 99/12/18(土) 11:51:13 □ 謎の足痛
仕事が終わったうれしさに3時までホンダストーリーを訳し、6時まで最後
の司馬を読んでしまった。で起きてみるとオーマイゴ、右足に痛みがあって歩
けない。台所まで行くのもやっとで、なんだこれは。こないだの肩の痛みも理
由もなくなんだか分からなかったのだが、これらの理由なき痛みはトシから来
るのであろうか。いてててて。
ホンダストーリーは、一般大衆向けに面白いエピソードだけを抜き出そうと
思ったのだが、元ネタの量が多すぎて思ったよりも難しい。Newsgroup での反
応もあまりなく期待外れであった。が書いていて1人で盛り上がってしまうの
で、Uncle Honda 引退の章まで一気に訳してしまう。文法間違いは多いだろう
が、面白い記事になっていると思う。
■ 99/12/19(日) 13:46:28 □ 読書の日々
謎の足痛はやや改善している。昨夜本多勝一の USA '69 ルポを興奮して読
み、それでも眠くならないので7時近くまで山川のエッセイを読んでしまった。
なぜこんなに眠れないのだろう。
本多勝一ルポは発表時偏向していると批判されたらしいが、ここに書かれた
信じられないような黒人差別がすべて事実なんだから USA には恐れ入る。俺
たちが物心ついている時代だぜ。アポロが月に到達し万博が開かれた時代だぜ。
ネイティブアメリカンも、バンクーバーでドラッグ漬けとなってさ迷う彼ら
のイメージと、「North Of 60」の北の果てでなすべきことがなくよくない方
向へ傾斜していくかなしい民族のイメージしかなかったわけなのだが、日本の
武士階級にも似た精神美を持ち、さらに遊牧民という直接労働者だったという
点で支配搾取階級でしかなかった武士よりも優れた民族なのであった。
山川は小説は面白くないがエッセイは本当にすぐれている。俺たちが東京に
住んでバイクに乗っていた日々がそこにそのまま残っている。
ホンダストーリーはぜんぜん反応がなかった。ああいう人情話というのは北
米の人々には受けないのかな。ウケないのでは書いても仕方がないので中止す
るが。
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車のチェックをする。プラグを交換し、あれこれやってテスト。よし。AT
は本当にのろのろしてるが、中速での加速でエンジンはやっぱりホンダだなと
思う。
昨日山川の RZ エッセイを読んでいて「もう俺はバイクに乗れないのだろう
か」と切ない気持ちがしていたのだが、同時に「だけど一応ホンダに乗ってる
から今のところはこれで OK としよう」と自分を慰めていた。3000〜5000 の
ホンダパワーをいつでも味わえ、手ごろなコーナーがあればなめらかな弧を描
いて曲がっていくことはできるわけで、日本では軽バンだけだったことを思え
ば走りの上ではずっと恵まれている(軽バンの方が車としては好きだけど)。
じっさい RZ/TZR を除けば、俺が今まで所有した乗り物の中で一番中速加速が
いいわけなのだ。SR250 はほんとに遅かった(笑)。
■ 99/12/20(月) 14:31:16 □ 揺れるアパートメント
昨夜も眠れず寝過ごした。朝方工事が始まる音も聞いたのだが、起きてみる
とすごい振動だ。Mが SFU ニュースで読んだところによると、なんとこの工
事はスカイトレインの工事なんだという。道理で大掛かりな訳だ。しかしそう
だとするとこれはひと月や二月では終わらない訳で、2001 年の開通までこの
調子なんだろうか。トレイン自体は車よりも静かなので開通しても問題にはな
らないだろうが、これがこれから2年続くかと思うと引っ越したくなってくる。
ホンダヒストーリーは反応がないので止めてしまった。どうやらここにわん
さかいる Honda ユーザはホンダと米車との品質性能比較が一番燃える話題ら
しく、創始者本多宗一郎がどうだとかいうセンチメンタルな気持ちは車のメー
カーには持てないのだろうな。フォードの歴史とかの話題になったら俺も興味
ないし。
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なんか年の瀬だからなのかミレニアム前だからなのか、今朝昔働いていた服
飾会社の夢を見て突如 80〜90 年代回顧ムードに突入してしまい、昔の知り合
いをネットで探してみたらKBの赤い赤いページが見つかった。自己紹介と今
年なにを読み聴き見買ったかしか書いてないみたいだけど、趣味嗜好は昔のま
んまだなとにやにやしながら見る。たしかEJの結婚式以来会ってないけど
(あれはいったい何年前だ、92年かな?)、写真を見ると毛が伸びてる以外
あまり変わってないねとメールを送る。相変わらず著作などは雑誌の投稿くら
いしかやっておらず、地域発展に頑張っているらしい。それはもちろんすばら
しいのだが、地域発展ってそんなに遣り甲斐のあることなんだろうか?
回顧ついでに昔のジャーナルまで読み返し、初めての車、軽バン・サンバー
のことを書いてるのを見つけた。
| 『きのう自転車屋から修理の終わったMTBを積んで帰るとき、本当に車を
| 嬉しく思った。いま幸せはこの車の中にあると思った。泥にまみれて疲
| れて冷えた体をヒーターであたためて、かわいいMTBを楽々運んで走
| る俺のサンバー。ありがたすぎる。腹が減ってたけど、ドラ
| イブスルーしてしまおうかと思ったくらい車の中が嬉しかった。』
だって。なんて純粋なんだ9年前の俺は(泣)。今でも同じか。
■ 99/12/21(火) 13:41:22 □ 3ヶ月ぶりの Playstation
久しぶりに晴れて明るい一日だ。買い物に行ってこよう。だが寝不足と非常
な肌寒さを感じ、なかなか腰を上げられない。俺も風邪をひきかけているなと
思う。がしかし気づけばクリスマスまであとたった4日、プレゼントがまだ揃っ
ていないのである。
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クリスマスプレゼントがもう届いたと母さんから電話。「もう店のことなん
か考えないわよ、あれこれ趣味で忙しくって」とえらい元気であった。よかっ
たよかった。
なにか面白い読み物はないかと Web をさ迷ってみると、真田ページという
ものがあって、内容はさておきその熱意がなかなか面白かった。それを読んで
いて渡カ前に買った「信長の野望」をやりたくなり、3ヶ月ぶりに
Playstation を起動する。地元選出真田を選んでちょっとプレイしてみると地
図上での戦闘などは非常に面白そうなのだが、部隊編制とかがあまりにも複雑
でやる気がしなくなる。いつかこれをちゃんと遊べる日が来るのだろうか。そ
れにしても Playstation で遊べるほど時間があるなんて、カナダに来て以来
初めてではないか。
■ 99/12/22(水) 12:18:33 □ 霧の織田対決
昨夜「信長」のマニュアルを読んでいると、才能のある武将に手柄を立てさ
せ、「功労」がたまったら昇格させることにより戦力を上げていくのだと判明。
つまり『周りから文句が出ない』状態にしないと才能ある武将でもなかなか力
にはならないわけで、なるほどなーと笑ってしまう。真田で始める場合武将も
少ないわけで、よそからいい武将を手に入れないと厳しいのだろう。史実に従
うと武田がじきに滅亡するはずなので、そこから家臣を迎えられるといいのだ
がななどと考えていると、コマンドの海さえ乗り切れればやっぱり面白そうだ。
今日は寒い冬の霧、出かけないで「信長」をやっていよう。
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レベル低でゲームを開始。だが真田の兵力では上杉に戦いを仕掛けても、局
地戦で多少いいところを見せられるだけで海津城を盗ることはとても無理だと
分かる。退却したが幸村を奪われてしまい、同盟武田軍はやられてしまった。
西からは織田がガンガンと攻めてくるし、うーむこのままでは史実通りジリ貧
だ。面白い。
リセットして二度目のトライ。今度はレベルを中にしたら戦局ががらりと変
わり、織田がとてつもない勢いで武田に攻めてき、こちらの戦備がまるで整わ
ない2ターン目で真田も巻き込まれてしまった。うーん難しいとリセットして
再開すると、また今度は北から織田が侵入という別な展開で、織田の断行主義
という傾向と、どこから攻めるかという乱数による変化がうまい具合にできて
いると感心する。とりあえず織田に協力するフリをして海津城をゲット。武田
と織田の間でどう家を保つかという展開だ......と思ったらあっという間に織
田に戸石城を取られてしまった。強い。
......駄目だ。2城はどうしても支えきれない。せめてあと1シーズン織田
が待ってくれれば、海津の秋の収穫も取り込め兵力も 50 ほど増やせるのにな
あと泣きたい気持ち。浅井などが織田に滅ぼされるときはこういう気持ちだっ
たのだろうなあとリアルに感じる。
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今日は一日霧が晴れない真っ白な日だった。冷え切ったロンドンか港町かと
いう感じで、美しい。例年の雨よりははるかにいいわ。
■ 99/12/24(金) 14:11:25 □ 霧のクリスマス
クリスマスは例年通り大騒ぎのうちに過ぎ、BVと子どもたちが帰った後S
Tが持ってきた E ドラムで遊ぶ。おもちゃのシーケンサを買ったのかと思っ
たら本職ミュージシャンがそんなものを買うわけがなくて、ステージでも使え
るようなフレーム積みの本物のシンドラムなのであった。すげえ。でクリスマ
スソングをジャムして遊ぶのかと思ったら、あらゆる設定の仕方をMKと共に
探究するだけで終わってしまう。残念。
がめげずに設定の合間を縫って強引にジャムに持ち込む。設定がちょっと進
んだと見るやさっとロック名曲イントロを弾き、STがつられて演奏するのを
楽しむわけさ。ドラマーと一緒に演奏したのは4〜5年ぶりで、最初は俺がモ
タっていたのだがすぐにカンを取り戻し、すばらしく気持ちよかった。1900
年代最後のジャムセッションであった。
■ 99/12/26(日) 19:22:49 □ P家で天皇杯
ぎりぎりで目を覚ましP家に天皇杯を見に行く。思った通りいい試合だった
のだが、Pさんや子供たちのようにサッカーを知らない人々をおおと喜ばせる
には、まだまだJの選手は下手だなあと思う。最後に平野とストイコビッチが
さすがの切れを見せはしたが、90分通してスーパーな技が2度だけじゃなか
なか一般ファンのハートは掴みきれないだろうなあと思いながら見ていた。J
リーグはどこでも中盤のつぶし合いがハイレベルなわりに技術は今一つなので、
後半体力が落ちてプレスが弱くならないと個人技が出る場面がない。
帰ってからは「信長」野球サッカーと完全にお正月ゲームモードに入る。ふー
:-)。が、武田が崩れてからはどう進めても織田の侵攻を止められない。もう
真田はあきらめるしかないなー。もっと豊かな土地からスタートしないと無理
なのかもしれない。
■ 99/12/27(月) 18:08:35 □ 織田に一矢を報いる
まだ晴れない霧の中、レイクを定例散歩。毎度寒いが美しい。その後夕げの
買い物をし、帰って作って食った1週間ぶりの日本食は早くてうまかった。今
日の晩飯なんか4品(ギョーザ、揚げと豆腐の味噌汁、ごまあえ、漬物)を
20 分くらいで作っちまったもんなー、冷凍ギョーザとはいえ。カナダ料理の
パイもいいけど、あれは料理に取り掛かってから2時間かかるから待っている
間に胃が痛くなる。その間調理人は座って待ってるだけというのにもなにか無
駄を感じるし。英国系料理が評判悪いのはこのやたらに長い調理時間もあると
思う。
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「信長」今度こそはうまく行くか。織田を自勢力深くまで引き込んでから上武
真北の4国同盟でつぶし、小ダメージで最高の武将をゲットした。北条がさら
に海津まで獲ってくれたのでクッションになるし、この北条がつぶされる前に
国力をつけられれば行けるかもしれん。
おお、信長直属軍団との大会戦となり、長男信幸を取られるという痛恨のミ
スはあったものの 200 余の大軍団を完全に破った。すばらしい。しかし攻め
手を防ぐのは気分がいいが、経済的にはなにもプラスがないうえに兵力が減る
ので痛い。この会戦からの経済復興ができるかどうかが生き残りの鍵だ。
げっ、同一ターンに第2弾が! さすがに信長は非情だ、これでやられる..
....と覚悟しつつ篭城すると、武田さんが野戦で撃退してくれた。おお。織田
の兵と武将の水準がガタ落ちしている。第一戦が主力だったのだ。中部地方の
織田はいま弱くなっている。ここで兵力に余裕があれば一気に信長自身の首を
取りに行けるのだが、うーむ兵が足りない。
いや待てよ。このあたりで兵を持っているのは隣の城だけではないかと気づ
き、心臓をドキドキいわせながら騎馬部隊を組み一気に5城を襲わせる。この
奇襲こそまさに真田ではないか(笑)。―――成功! 信長の首を取るのはさ
すがに無理だったが、5城を全部奪い取り一気に真田が上杉並みの中国となっ
た。秋春の収穫まで3ターンこのまま所領を維持できれば、信長の押し戻しに
対抗する兵力も整えられる。よおし持ちこたえるぞ。能登にいる信長の至近勢
力が、何ターンでここまでたどり着くかが問題だ。
おわ! たった1ターンで織田が兵力を揃えてしまった。理不尽な。たちま
ちこてんぱんにやられた......(;_;)
■ 99/12/29(水) 16:58:08 □ 真田の地を離れる
霧がとうとう晴れ、そこに現れたのは例年通りのグレーなバンクーバーであっ
た。霧の方がよっぽどいいわ。毎日恒例となったレイク散歩をする。脇道に入っ
てみるとそこは本当にフジヤマまっただなかという感じの深山であった。ビュー
ティフル。帰ればゲームを存分にできるし、ハッピーな休日を祝っている。
「信長」の方は相変わらずで、攻め込まれてはしのぎ兵力を補充するの繰り返
しになっている。このまま領土を縮小し兵をまとめれば延々としのいではいら
れるが。......うーむ。
いっそ信州を捨てて信長の空き(軍団が常駐していない)領地を一気に奪い
取るというのはどうか。昨日一気に5国盗ったように、うまくやれば琵琶湖あ
たりまで20城を1ターンで取れる。それを現在手持ちの兵で維持できれば、
信州を捨ててもはるかにプラスは大きい。―――よし決めた。このまま延々と
武田の盾として存続しても意味がない。武田は真田に守られる形になりもうか
れこれ数十ターンなにもしていないのである。
よし、14城取り、次のターンで7城取り 27 国、これで守りの体制ができ
た。一気に戦国第二位にまで躍り出た。もう5時だ ^_^;。結局いま獲った城
はほとんど取り返されて次のターンには激減するわけだが、これは2国をふさ
げば完全に守れ6国は内政だけで済むという、今までとは比較にならないくら
い安全な領土なのである。これでじっくり国力を貯えられる。織田を倒す希望
がかすかに見えてきた。人材だけはもうまるきり織田から取り捲ってるからな。
能登での充実した統治生活を楽しみに寝よう。
■ 99/12/30(木) 13:29:32 □ 能登征服
ジョージが刺されたというニュースで目が覚める。ナットケースに? そう
らしいけどまだ分からないわ。命に別状はないそうだけど。なんでまたジョー
ジが......。
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やっ・た。ついに信長を倒した。最後は 350 名の兵が力尽きる寸前で 600
名を倒すという凄絶な白兵戦となった。疲れた。やっ・た〜〜〜〜〜〜。これ
で北陸地域の織田は壊滅している。中国から秀吉らが戻る前に防備を固めなけ
れば。とりあえず信州を取り返す(戦略上信州を捨てたといったらMが激怒し
た・笑)予定だが、琵琶湖方面をどうするか考えなければならない。面白い。
今日は丸一日「信長」のマップ上にいたなー。あと20時間で1900年代
も終わるというのにこんなんでいいのかと思うが、年末年始にゲームにはまる
のはけっこう恒例かもしれない。
■ 99/12/31(金) 13:21:45 □ なにごともなく年を越す
もう日本は 2000 年よといわれて目が覚める。大災害が起こっているのかと
聞くと、なんともないという。なーんだ。カナダなんて考えてみればアジアで
問題が起きたとしてそれを知ってからまる24時間対処する時間があるわけで、
小規模な停電など以外ぜんぜんスリルも危険もないのだと思う。今日はTVで
一日中「世界の新年」を時間ごとに追いかけるようだ。ようやくカナダでも年
越しらしい年越しができるみたい。
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年越しスペシャルはパリの映像がだんとつにスペキュタキュラだったが、ア
ジアは俺たちが寝ている間に過ぎてしまい見られず。どうだったのだろうか。
というところで今年のニュースベスト10を書いておこう。
■□ 1999 年十大ニュース ■□
□ カナダ再入国
□ M懐妊
□ シビック購入
□ 京都への旅
□ 北陸キャンプ旅行
□ MD&CDRゲット、音楽10年ぶりの聴きまくり
てなところで、『なにかものを買ったくらいしか特筆すべきことのない人生
だなあ』と去年と同じことを思う。まあいい旅行もできたしいい年ではあった
のだが、過ぎ去って海を渡ってしまうと、この次のいい年はいつになるだろう
とため息が出る。ま、やがて生まれるベイビーが人生を別なふうに変えてくれ
るのかもしれない。それが前のライフと同じくらい楽しいものなのかどうかは、
やがてくる日がこないと分からないけれども。
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11時を過ぎたのでBCの年越しセレブレーションとなり皆で見ていたのだ
が、TV局側はすでに24時間以上これをやっている最後なわけで、ほとほと
疲れて飽き果てており、めっちゃ味気のない放送となった。なんとカウントダ
ウンなしで、2000年になったのか分からず、階下から聞こえたKVの友だ
ちどもの声で分かったという。あーあ。しかもかかった音楽が「YMCA」で、
花火も特にないしなんじゃそりゃという感じで、こんなんだったらTVなんか
見てるんじゃなかったよという感じであった。
バンクーバーが終わって、見逃したアジア部分をちょっとだけ見れたのだが、
中国とバリ島がすごかった。中国はまあいかにもの人海戦術であったが、バリ
の少女の舞には寒気さえ覚えるものがあったなー。すごすぎるわ、ああいう美
はいったいどこから生まれてくるのだろう。土着の信仰からなんだろうか。
雨の中ハイウェイの水溜まりに気を遣いながら真夜中に帰る。2000 年かー。
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