君の声とギターに耳を澄ませて
Thanks To: Kiyoteru Ishihara san
From: Tomo Sakata
Newsgroups: fj.rec.music
Subject: Re: George & Eric
Date: Wed, 05 Feb 1997 00:51:04 -0800
/~~ In (ishihara-0502971307040001@jubilo.iis.u-tokyo.ac.jp),
Kiyoteru Ishihara san wrote:
:
>>> (この前はギターに関してはクラプトンに食われちゃってたし。かわいそうな
>>> ジョージ(^^;。)
:
>> While My Guitar〜 で、最後のソロ回しで George が弾きはじめる
>> ところ、お客さん「どわー」と盛り上がってるんですけど、あれっ
>> て「George が Eric にギターバトルを挑んだ!よくやるな〜」
>> 状態でみなさん盛り上がったのではないかと……
:
> でも、GeorgeのSoloの後EricがSoloを弾き始めたときのあの異様な(^^;盛り上が
> りもずいぶんインパクトがありましたですね〜。「おぉ、神がギターを奏でられて
> おられる!」みたいな。
ビートルズとクラプトンを聴き続けて 20 余年になる僕の友だちが、東
京で奥さんと一緒にこれを見に行ったらしいんですが、彼らはクラプトン
のパートになると寝てしまったと言っておりました。「うまいけど、なん
かなあ」と。
僕も、ジョージが隠居状態から甦って初めて(たぶん)出てきて演奏し
た、「Prince's Trust (?)」というロックイベントでのクラプトンや、
「ディラン芸能生活50周年?記念コンサート」での彼や「アンプラグド」
やその後のブルーズ盤を聴いて、まるで同じことを感じてました。
今のクラプトンのギターには、なにかよほどのことがない限り、人に何
かすごいものを聴かせようというモーティベーションが感じられないよう
な気がします。超絶技術でさらさらと済ませてしまう場面が多すぎるよう
な感じ。本気になれば違うのかもしれないけど、物足りない。「枯れた」
とはそういう状態を指すのかしらん。
その点ジョージのギターは泣かせる。いい音を出したいというけなげな
魂がこもっておる......指の動きがつたないだけに :-)。───ファンは
そう思うのです。佐藤さんがおっしゃってましたけどあの「Real Love」の
ギターのよさ、あれひとつで今のクラプトンの5万ピッキング分くらい胸
をかきむしられました。
それから「Prince's Trust」での「While My Guitar...」のギター合戦
は、ジョージの勝ちだったと思うな :-)。
> #コンサートであまりにEricの受けが良かったために、Georgeは移動中の新幹線
> #の中でムスッとして一言も口をきかなかった、とか言う噂も耳にしました(^^;。
というわけで、大丈夫マイフレンド、ジョージくん。クラプトンにウケ
なくて君の声とギターに耳を澄ませていたファンも、ホールにはいたよう
だよ :-)。
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