Japan Cup, なにを話しても
To: 日没師
Subject: Re: Nani wo hanashitemo
From: Tomohisa Sakata (sprynet.com)
Date: Sun, 24 Nov 1996 23:20:03 GMT
■□ サカタです
/~~ In < Nani wo hanashitemo>, 日没 san wrote:
> もう結果はご存知かと思いますが、なんとも切ないレースでした。
> ゴール前300mあたりにいた自分の前をあんな位置で彼らが走っていくなんて。
> しかも岡部はもう追うことさえしていなかった...
うーん......。カナダから日本を訪問している方が TV でレースを見な
がらメールを書いてくれまして、レースの5分後に結果が入っていました。
> あのペースやあの位置どりがあるべき競馬の厳しさなんでしょう。
> 最後の直線も馬の出来では絶対ファビラスラフインのほうが勝てるチャンス
> があったのに、幹夫クンは完全にデットーリに追い負けてました。
> モハメド殿下のチームにまたいいようにやられてしまったという感じ。
> 馬も騎手もレース運びも日本の競馬が抱えている問題を露呈させたという
> 意味で大きなレースでした。
昨今の「スローペース批判」については、オグリ最後の有馬をスローペー
スで価値なしと批判された嫌な記憶があるせいで (笑) 複雑な気持ちをもっ
ているんですが、日本の競馬はいつのまにかずいぶん牧歌的なものになっ
ていたのかもしれませんね。馬たちが精根尽き果てて立ち直れなくなって
しまうようなアメリカ競馬は好きじゃないんですが、こうして速いペース
で「欧州の馬」に負けてしまうのでは言い訳もできない。
最初のJCショックを知る日没さんにとっては、創設当時からぐるりと
回って、また新たに厳しい宣告をJCから突きつけられた思いがするんで
しょうか。
> 家族3人で見に行ったのですが、ボクは夢遊病のように家に帰ってきて、
> そのまま布団を敷いて寝てしまい、今目覚めたところです。
> ビデオで見ていると誰もいなくなった検量室で岡部が着替えをしていて、
> そこにノリが近づいて行く絵が映ってます。
> 何か非常に厳しく熱い表情で岡部がノリに話し掛けていて、ノリがそれに
> うなづいてました。
> 2人は何を話していたのだろう...
ネットで見た記事によると岡部は、「気持ちが前へ前へ行っていなかっ
た。来週にも走れるくらい」と言ったとのこと。それはブリザードのBC
と同じコメントではないですか岡部さん。ジェニュインの有馬とも。.....
何度も同じことを言わなきゃならないのは口惜しかろう。彼の顔を今見て
みたい気がします。
> その後の最終レース、岡部が藤澤の馬を勝たせて今日4勝でした。
> まだ彼はあきらめてないのでしょう。
> それなら、ボクががっかりするのもまだ早い。
> こんな惨めなことは今までも幾度もあったことですから。
> でもしばらくはブルーかな...という気持ちです。
なにを話しても......でも話さずにいられませんね :-)。
僕はあまり彼我の差というものを信じたくない方で、人間と馬が「More
than this, there's nothing (Brian Ferry)」というところまで頑張って
いれば、どこの国にいようと高みに行けるのだと信じたいくちなんです。
ですからスキーキャプテンのKD挑戦にしても、ブリザードのBC挑戦に
しても、それなりの期待はあったんです。
でも「アウェイ競馬」と言い訳の効く敗戦よりも痛い今回の結果を見て
みると、日本の競馬はブライアンフェリーの境地には達していなかったの
か。......なにを話しても......でも話さずにいられない :-)。
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> P.S. サカタさんの住んでいた家はもうなくなってしまったの
> かな? マンションっぽいのが建ってます。
> もう弟さんは違うところに住んでいらっしゃるのですか?
> (負傷した猫の具合が良化してればいいですが)
> 当方は4−11−8で、キウイ畑の横に住んでます。
弟はまだ『4-24-2』の古い貸し家に住んでますよ。庭に弟の釣り用マツ
ダカペラが停まっています。日没さんちはあの畑の横なんですね。うちは
畑から南に 25m です。
そこに住む前は井の頭に5年ほど住んでたんですけど、引っ越さなきゃ
ならないことになったときに、ものすごく探したんですよ。三鷹・境あた
りを。で何ヶ月も経って探し疲れた頃にその貸し家が見つかって、行って
みたら小さな庭に小さな池がある。まわりは静かで、大きな畑までもある。
これはいいと興奮して決めたんです。ぼろい家だけど、なんかすごくいい
ぞ、池もあって猫のちびもよろこぶよって弟の仕事場に電話して。
猫はまだ病院なのかな、じきに退院はできると彼は言っていたんですが。
心配だから、またメールしてみようかな。......いや、久々に電話して声
を聴きたいような気もする :-)。それじゃ、また。
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