Re: Neil Young Concert, Oct. 1996
Thanks To: sprynet.com wrote:
From: Tomo Sakata (sprynet.com)
Newsgroups: fj.rec.music
Subject: Re: Neil Young and Crazy Horse  Sept  '96
Date: Sat, 02 Nov 1996 23:55:29 GMT

  ■□ サカタ@カナダです

 In Article <55ein6$eru@juliana.sprynet.com>
   mefetech@sprynet.com wrote:
> I saw his concert in Indiana last month and my comment
> is the same.   He repeated the ending of Like a harricane over and over again
> and we got tired.  I left the concert and heard " Rocking in a free world"

  昨日の夜中に MTV ニールヤング大特集の再放送があって朝の5時まで見
 てたんですが (^_^;)、やっぱり最近のライブの映像を見ても昔の映像を見
 ても、僕の見たバンクーバーのライブはよくなかったと思いました。

> Bad concert but many good tunes.  Too much influence from Pearl Jam ?
> But believe me, I am a great fan of Neil Young and I like his
> style.  He is not afraid of criticism and try new things.
> It may be only me but the audience got excited more
> by the opening band than Crazy Horse.

  うーん、インディアナのコンサートはバンクーバーよりも前だったのか
 後だったのかな(バは 22 日)。そうして大空振りを繰り返しつつ、彼は
 いつか調子を取り戻すのでしょうか。なんだかスポーツ選手を心配するファ
 ンのような心境です :-)。

            ==== ◆ ========== ◆ ========== ◆ =====

  話は変わりますが、昨夜ニール大特集を見ていていろいろ考えました。
 彼はサンフランシスコに住んで、なんとなくあそこの地元のヒーローとなっ
 ている様子が伺えますね。S.F. のライブが映画になっていて、そのライブ
 の雰囲気が最高でした。

  そして今ツアーでカナダに来ているんですが、これは完全に「帰郷」と
 いう感じ。長野出身の僕や関西の友人が東京に住んであれこれやっていた
 のと同じではあるんですが、国が違うというのはまたもうちょっとドラス
 ティックです。本人は国境なんて関係ないと言ってるけれど。

  ニールヤングのビデオクリップが何本も流れるんですが、やっぱりこの
 アメリカという国には、どこまでも徹底して物事をやるということの尋常
 でない力を感じます。たとえ同じアイデア(ニールヤングというアーティ
 スト自身)から出発しても、どこまで大量の人間を巻き込んで徹底的執着
 的に最終目的物を作りこんでいけるかという部分で、カナダをずーんと上
 回って行くパワーを感じます。世界の偉大なミュージシャンがアメリカに
 住むのはなぜなんだろうといつも不思議に思ってたんですが、なんとなく
 分かってきましたね。

  このニールヤングという、おそらくは国で最大の才能が国境線を越えて
 しまったというのはカナダ住民にとっては残念ですが、それは必然なんだ
 ろうなと感じました。カナダ政府がニールヤングに文化勲章の類を授与す
 るシーンが映されていましたが───「US に住みながらも、彼はカナダ人
 ミュージシャンとして活躍を続けてくれています!」───、勲章しか与え
 られない国と、創造性を最大までアンプリファイできる国では、やはり違
 いますね。カナダはいい国なんですが...... :-)。


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