【Journal】オムレツとバレンタイン
■ 00/02/01(火) 00:51:10 □ Mは 57.3kg (+3.4kg)
Mの付き添いで定期検診に行ってシュワッブシュワッブと一層強くなった心
音を聴き(Mはなんと 57.3kg (+3.4kg))、ゆっくりとレイクの散歩に行った。
もう寒くはないなと思う。本当に冬が過ぎたのかな。
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Pさんが録画してくれた「徳川三代」という大河ドラマを見ると、のっけか
ら関ヶ原合戦が見事に描写されていて、手に汗を握ってしまった。NHKは底
力あるなー。一人一人の役者の超オーバーアクションが、過剰なその時代を感
じさせて気色よい。
■ 00/02/05(土) 15:37:05 □ ウッドペッカー
レイクでMが見つけたウッドペッカーを見に行く。ほんとに巨大なキツツキ
が、ガッツン・ガッツンと木をこじっていた。思ったよりもはるかに打撃が重
そうで、よくあれで脳震盪にならんなという感じ。Mの観察によると巣を作っ
てるんではなく、枯れ木に巣くう虫を食べているらしいとのこと。
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Final Fantasy 7 について、「出来の悪い同人マンガ的ストーリー」という
論評があって、まさにその通りだなと思った。別に同人マンガというものを読
んだことはないのだが、このスクウェア社が作る「分からない人にはまったく
意味が分からない壮大なストーリー」というのは、マスなコミュニケーション
とは最初から決別した、同人的な体質を感じさせる。マイナーなのではなく、
頭脳の力の入れどころが間違っているという感じ。ゲーム業界でストーリーを
練っている人々というのは、才質的にはそういった草の根の人々と似ているの
だろう。ただプログラム技術とグラフィック構成力はとんでもなくすごい。い
つか出るという Playstation 版ドラクエは、間違ったことをしないのはもう
分かっているのだが、この技術的な面で見劣りしないものが果たしてつくれる
のだろうか。
■ 00/02/14(月) 14:07:00 □ オムレツとバレンタイン
Mがオムレツを作ってくれたのだが、ほとんど火が通っていない玉ねぎがどっ
さり入っていて臭みがひどい。ところがMはそれをパクパク食べる。びっくり
して見ていると、「おいしいじゃない。妊娠してるから私は味の好みが違って
るのかもしれないわ」という。
それで思い出して『すっぱいものを食べたいか? 日本のTVだと食卓で女
性がうっと吐き気をもよおして台所に駆け込み、次いでレモンにしゃぶりつく
ので皆に妊娠していると分かるのだが』と聞いてみるが、別にレモンなんかほ
しくはないそうだ。人それぞれなのよ。そうか。
夕方買い物に出、バレンタインにきれいな菊の鉢植えを買ってきた。よし。
■ 00/02/15(火) 13:30:44 □ 韓国対カナダ
さて今夜は韓国対カナダ。サッカーの試合を生で見るのは半年ぶりだ。興奮
するなー、韓国選手はほとんど顔とプレーを知ってるし。
00:18 うーん、つまらない試合であった。まあ韓国はできるだけのことをし
ていたんだけど、カナダのサッカーがつまらなすぎてしらけた。かくなる上は
韓国に準決勝くらいまでズバズバんと進んでほしい。あの得点力じゃ難しそう
だけど。
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ちょうど今日は日本代表も試合をしていて、現在「前半終了。中山 3 ゴー
ル。カズ 1 ゴール。俊輔 1 ゴール」とのこと。中山が決めまくっているのに、
カズは何発かはずしているらしい。まあカズに代表に残ってほしいとは特に思っ
てはいないけど、今後呼ばれなくなっても「できるだけのプレーはして他の選
手が選ばれたのだから仕方がない」と思えるくらいのプレーはしておいてほし
いなと思う。それにしても俊輔がいいらしい。俊輔がよくない試合って実際見
たことないしな。あいつはやっぱり自分の技術にものすごく自信があって、そ
れは誰が相手でも変わらない自信なのだろう。だからどんな試合でもテクニッ
クを十分に発揮できる。今後本当に強くうまい相手に粉々にされることがある
かもしれないが、そしたらまたそこからさらにうまくなればいいのである。
■ 00/02/19(土) 23:55:56 □ P家で Playstation デモ
Playstation2 導入予定のP家に Playstation を見せに行く。Magical
Hoppers を見せてあげたのだが、最初のステージはシンプル過ぎて PS ポリゴ
ンパワーのすごさを見せてあげられなかったかもしれん。Taiyo 君と FIFA も
やったのだが、子どもにはやっぱりサッカーゲームは難しすぎ、マーカーを切
り替えて前に走れと指示してもよく分かっていなかった。彼のシュートが入っ
たら最高だったんだけど。
こないだトランスミッションオイルを替えた車の調子は、やはり全身新油効
果で納車以来最高で、行きも帰りもファストレーンを 100Km オーバーでびゅーっ
とクルーズしてきた。パワーのロスがなく力がみなぎっている。帰りはうれし
くなって、高速下のワインディングを攻めてしまった。3rd ホールドで抜ける
ワインディングではエンジンの音もフィーリングも最高で、スポーツカーに乗っ
ている気分であった。人が見たらなにをワゴンでと笑うだろうが(笑)。
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中田が今日の試合で先週よりもさらにすごい活躍(1ゴール1アシスト&2
ゴールからみ)をしたとの報。ローマのゴール裏にはイタリア・ブラジル・フ
ランス・日本の巨大な旗が並び、得点後には場内アナウンスと観客が、
「ヒデ!」「ナカァータァ!!」
とやったんだそうだ。その場にいたら感動してしまうだろうなあ。日本はま
だ世界にサッカーを示せていないけど、中田はそれをやってくれている。明日
の新聞が、この感動をちゃんと伝えられるだろうか。
■ 00/02/20(日) 16:29:20 □ カナダの大アップセット
ぼんやりしていたら、ゴールドカップのカナダ−メキシコがやっていた。双
方ひどいサッカーをやっていたのだが、カナダが奇跡の逆転勝利を見せ、Mと
二人でうははははとえらい盛り上がる。カナダがいいサッカーをしたとも思え
ないのだが、あんなちんたらしたサッカーをしていたらどんな強国だって勝つ
権利はないので、これは正しい結果。
■ 00/02/21(月) 20:56:47 □ ヤオハン香港フィーリング
3:21 pm 現在Mの要望で Richmond のベイビー用品屋。いろいろあって見
ているとおもしろい。小さな家具やベッドを見ていると、こういったさまざま
な用品を使ってベイビーを育てるのは、究極の大人の娯楽なんだろうなあと思
う。子どもの頃夢中になった、ペットの小屋や水槽を作るのを大がかりにした
ような楽しみがあるんだろう。 Lego の家だとか家具だとか、プラモデルを思
い出させる。
日本じゃ見たことのない腰の高さのオシメ替え台がたくさんある。たかだか
オシメを替えるのにも、カナダ人は床にひざまづくのがしんどいのかと改めて
驚く。
その後何年かぶりにヤオハンに行き、香港フィーリングを楽しむ。アジアは
面白いなあと思う。バンクーバーの全中学生が、修学旅行でヤオハンに来て異
国を味わうべきだ。日本書店でコンパクトな妊娠出産読本をゲット。Mが読
んでる分厚い専門書を読む気はまったくしないので、せめてこういった簡潔な
もので必要最低限の知識を得よう。
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我慢しようしようと思いつつシンガポール−日本戦を観戦。シンガポールの
選手はドリブルもまともにできない程度の技術なのだが、サッカーというのは
体を寄せてボールに触れ相手のやりたいこと邪魔するだけでも守れるスポーツ
なので、そうなっている。イライラするゲーム。中村がすでに中心となってゲー
ムを進めており、彼と小野との2人だけであれこれ崩しを狙っている。ほかの
中盤は完全にボール拾いの脇役という感じ。伊東はそれがキャラクターだが、
沢登はさぞつまらないことだろう。実際この後もぱっとせず、U-23 中心すぎ
るとチームを批判したらしい(まあ半分は新聞のガセだろうけど)。
しかし見ていれば分かってしまうのだが、中村が一番いいところに位置して
おり、一番いいアイデアを持っており、一番決断力と勇気があるのだ(彼だけ
がバッコンバッコンシュートを打っている)。チームはそれを分かってるから
自然彼にボールを預けてしまうのだろう。 左にいるはずの中村が中にいたか
ら沢登がなにもできなかったというのが事実らしいが、だったら俺に中をやら
せろどけと主張すればいいのである。それも含めてスポーツマンの実力だろう
し、トルシエが中村の動きを止めていないということは中村の力に説得力があ
りすぎるからだ。
■ 00/02/23(水) 23:50:25 □ 「出産読本」
一日かけて Web 構築をやり直す。ゼロからやればもっと簡単だったのだが、
中途半端にやったのがいけなかった。ま、今回これでディレクトリ構造が半分
できたので、次回の整理時にはもっと楽になるであろう。
昨夜「出産読本」を読み始めたら知らなかったことが多くて止められず、最
後まで読んでしまった。読めば読むほど心配の種が増え、今日は一日Mにあれ
を気をつけろこれをせよと指示していたのだが、Mはそんなこと分かっている
わよ安心せよと笑っていた。まあMが万全の知識で泰然の構えで備えているの
で俺が心配することは別にないのであろう。
しかしこの出産情報に関しては文化差が非常に顕著に見える。カナダの出産
本はとことんリアリスティックで理詰めの世界なのだが、日本語の本はメルヘ
ンの世界である。挿し絵なんか解剖図と子供の絵本くらいの差がある。まあそ
れだから俺にも読めるわけなので、ありがたい(笑)。Mには「俺は肉屋の息
子だから血と内蔵は見慣れておるのだ、安心せよ」と言っているのだが、カナ
ダ本の胎児の挿し絵を見るだけでうわわとおののくからなー。我ながら産室で
大丈夫かいなと思う。まあLDとSHがついていてくれるので俺が気を失って
も大丈夫なのだが(気弱笑い)。
挿し絵はいいのだが医学的な記述については、日本の本は「とにかく妊婦と
父親を心配させない」が立ちすぎて、あきらかに詭弁を用いている部分が多い。
たとえば「妊娠時に○○はよくはありませんが、あまり心配しすぎるほうが赤
ちゃんにはよくないでしょう」という、両親に逃げ道を作る記述が非常に多い。
これはカナダ人から見れば「じゃ○○と心配とどちらがよりベイビーによくな
いのか説明せよ」となるわけで、なにも言っていないに等しいと怒りを買うの
は必定である。
カナダ人が医者に対する態度は、心配するかどうかは本人が決めるから必要
な情報はすべて出せという方向にあるようだ。そこがあの超分厚い本の山積み
につながり、俺はその知識の洪水をうっとうしく感じてこないだ喧嘩したわけ
なのだが、こうして比較してみるとまさに別文化だなあと思う。
日本でのPMの出産についてMが憤りまくって涙まで流していたのは、妊婦
に自主性を持たせない田舎の非現代的なメソッドに対する怒りに加えて、この
日本の「よらし知らしめずあいまい医学」に対する嫌悪感もあったのだろうな
と思う。自分が妊婦だったら俺はどっちでもいいが、Mがこちらを選ぶのはあ
まりに当然だ。
■ 00/02/26(土) 13:29:54 □ ブルネイ戦
日本−ブルネイ戦:依然完成途上の日本の練習相手としてちょうどいいくら
いのDFをしてくれるブルネイに対して、きれいな攻撃が続いている。やっぱ
りカズのやってることが一番FWっぽくていいなと思う。ただいかんせん最後
の決定的1タッチが不正確で、足先にブレが出ているという感じがする。これ
はもう戻らないのか、それともいい仕事をしたいというあせりが出過ぎている
のか。カズの仕事ができる選手がほかにいるならあきらめるが、ほかに思い浮
かばないからなあ。安永にずっと期待してるんだけど、Jでの調子がどうなの
か。
しかしなんで平野なんかをこういつの監督も使うのだろう。名古屋でさえ1
試合に1〜2本ミドルと突破を見せるだけで、あとはポジショニングが悪すぎ
てボールに触ることすらまれな選手にしか見えない。相馬の方がはるかに有効
な仕事をするだろうに。
長谷川健太の解説がなかなか面白く(こんなにちゃんと喋れる人だとは知ら
なかった)、ついこないだまで現役だっただけあって、「カズは今のは打てな
いボールじゃなかった」とチームメイトがベンチで喋ってる風な厳しいコメン
トが多く面白い。カズが点を取れないせいで、見ている方がどんどん痛々しい
気持ちになってくる。カズという選手は足の爪先の先まで力が入り、その動き
の機敏さが命の選手なので、筋力の衰えがそのままプレーの悪さにつながるの
だろうか。見ている限り機敏さは変わりないように思えるのだけど、同じ速度
を維持するために前よりもより筋肉に力が入っており、それでタッチがブレる
のかなあなどと想像する。
ともかくようやく1点取ったので、これで力を抜いてプレーできればどうか
と注目していたのだが、やっぱりはずしてしまう。これではいくらなんでも..
....と思わざるを得ない。はあ。安永に期待するしかないな。あるいは同じ機
敏系で、吉原か。
■ 00/02/27(日) 14:30:43 □ カナダ完璧な勝利!
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┃ カナダ完璧な勝利! ┃
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文句の付けようのないゲームであった。すばらしい。ここまでできるのに準
決勝まではなにをやっていたのだと笑ってしまうほどいいデキであった。
眠くなるまで久々にサッカーシミュレーション CM3。弱いところを補強して、
これで勝てると思って臨んだ清水戦を惨敗した。なんで強いクラブはあんなに
強く、選手がそれなりに揃っているのにセレッソはこれほど弱いのだろうか。
俺が監督だからか(笑)。
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