猫と弟の引越し
To: 田舎に帰った弟
Subject: Re: ちびの引っ越しの巻
From: Tomohisa Sakata
Date: Sat, 03 May 1997 14:57:42 -0700
/~~ In ( ちびの引っ越しの巻 ) , OKO wrote:
> 境南町の出発にはKが見送りをしてくれて、道中はカペラの後部座席にMK
> ちゃんの付き添いでちび用ベットを設営して、荷台にはちびトイレも設置。万全な
> 体制で高速道路をひた走りました。
> 最初はそわそわしていたちびも、慣れと疲れからそのうちにおとなしく寝てくれ
> て良い子だったのです。
おお、初の長距離輸送を心配してたけど、意外に平気だったのね。
> まずは須坂の父さん母さんの家の2階に泊りました。
> 例によって最初はちびさんは腰を抜かしてしまい、ひとが階段を上り下り
> する音がするたびに何処か部屋の隅に隠れてしまうのです。小心者(笑)。
> 2日目になるとだいぶ慣れてきて、様子を見に来る母さんにも甘え始めてきまし
> た。1階の部屋が気になり始めておっかなびっくり覗いてみたりしてます。
ぶぶ (;_;)、泣けてくるなあ。ばかなちびよ。
> しかし墨坂の家にはすぐに馴染んでしまいました。畳の古い家だし、何やらもの
> がごちゃごちゃと散らかっているのが境南町の家に似ているのか、気に入ったよう
> です。
ぶぶ (;_;)、よかったなあちび、俺たちがお前にひどいことなんてする
わけないんだよ。怪我した時だってOKOがちゃんとよくしてくれただろ?
すべてを信じてついてくればよいのである。
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> 須坂は今まぶしい新緑の季節で、気温もグングン上がっています。馬屋の百々川
> を挟んだ向こう岸の緑地公園なんかはかなり気持ちの良いところです。
とうとう引っ越したねー。天才競馬ライターの日没さんが引越し前に会
いたいとお前のところを訪ねられたそうだけど、留守番のMKさんにしか
会えなかったらしいね。惜しかった。
しかし何度もいうが、とうとう引っ越したなあ。俺が東京を離れてカナ
ダにくるのは深く先を考えずビジョンのない行動だったけど(精神的にび
びって大変ではあったが)、お前の場合は先を見据えてのことだから尊敬
するよ。まったく世の中は尊敬に値する人ばかりだ。
お前の住むあの古仮屋には犬のためのしっかりした囲いがついていたか
ら、その新緑の春の日差しの中でちびもそのうち日向ぼっこできるように
なるね。ちびは庭さえあれば、今までとの広さの違いや池の鯉の不在など
気にせんだろうしな。暑くなっても昼寝ができるように、バンの代わりに
なる日陰を作ってやってくれ。
これからくるハッピーな日々が輝いて目に浮かぶ。やがてくる夏の雨の
においや、山と川の風がお前たちをつつみこむ様子が目に見えるよ。おめ
でとう、OKO、MKさん、そしてちびよ。
To: 田舎に帰った弟
Subject: Re: 緑の眩しさが染み渡る
From: Tomohisa Sakata
Date: Wed, 07 May 1997 10:43:48 -0700
■□ 牛丼を食ってる夢を見て、さめざめと泣きながら目を覚ました兄です
/~~ In ( 緑の眩しさが染み渡る ) , OKO wrote:
> 今日母さんが国際ビジネス郵便とやらで色々と食べ物なんかを送った
> らしいから、3日後くらいには届くらしいよ。
牛丼が届かないかな。牛丼ってどうやって作るのだ? ねぎと牛を煮込
めばいいのかな。しかしいい肉がないんだよねほんと、サカタ精肉店の肉
なら安いスジでもうまいのに(ため息)。母さんにお礼言っといてね、届
いたら俺も連絡するけど。
> 父さんの助手としてホワイト用の草を刈ったり、店の雑用をしたりしています。
> ぼちぼち色々と仕事の探りも入れてます。
まあお前は俺なんか比較にならないほど ^_^;) 東京でよく働いていたの
で、しばらくホワイトの世話などでのんびりしていても俺は許すよ。あい
つに乗れるくらいにお前が上達したら最高だなあ、みっちり習う気はない
の? もうお前も子供ではないのだから、父さんもそれなりに充実した馬
乗りを教えてくれると思うんだよね。昔はやはり子供だからと超基礎のみ
に終始してたのだろうし。
> 彼女を須坂に呼び寄せるのは、さすがに僕が仕事なり何なりがひと段落して
> からさ。早ければ秋にはとは思っているけど、どうかな。例のエリミネーターは
> 彼女のだ。乗れてるゼ(笑)。
あ、そうだったのか。それでエリミも須坂へ移送したわけね。バイクガー
ルかー、すばらしいなあ。うちのMさんは普段えばっているくせに小心者
で、バイクの後ろに乗せて走ると「傾けるな」とうるさいのだ。傾けなきゃ
曲がんないって何度言ったら分かるのだろう。
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> ここのところ毎日毎日須坂周辺の山々を探索・ドライブしてるよ。車ってものがあっ
> て行動範囲が広がった今では新しい発見が多いぜ、須坂だけでもね。
> もうすでにここ2、3日では長野も夏日となって、Tシャツとサングラスで谷間のせせ
> らぎで野猿といっしょにでのんびりしてるよ。緑の眩しさが体の隅々まで染み渡るよう
> だぜ。サマーフィーリングだね、まったく。
うう、いいのお (うらやまし泣き)。バンクーバーはなかなか暑くはなら
んよ。6月になれば変わるかな。しかしやっぱり田舎に引っ越した甲斐が
ある生活をしているね :-)。
> Kも、夏過ぎにはTG君の仕事の紹介を伝に、ついに帰ってくる気に
> なったそうな! 確かにアイツにはそれが一番な気がするんだけどね。
TG君って、俺の同級生のTG君のこと? あいつが人に仕事の世話を
してくれるほどの大物になっているのか? うーん、故郷は遠くなりにけ
り。Kもお前と一緒にのんびりとやるのがきっと一番いいね。まあいまの
基地警備の生活はのんびりそのものだけど (笑)、いつなくなるか分からん
仕事だからな。
TG君はベースがめちゃいいので ─── 長野全体で飛びぬけて一番だ
ろう ───、お前はあいつのバンドに入りなさい。あいつのバンドが今あ
るかどうか知らないけど、なければ「トモの弟です、トモよりテクニック
があります、トモがTG君と僕が一緒にやれば万全だとカナダで騒いでい
ます」と自己紹介して強引にバンドを始めてしまいなさい。あいつはレイ
ドバックな音に流れる傾向があるので、お前みたいに年下でフレッシュで
都会的センスにあふれたギタリストとやったほうがいいのだよ。同級生と
ばかりやってるだけではいかんのだ。......でもそんなこと俺が言ってる
とは言わないでね怒られるから :-)。
そいじゃ、近況を知らせてくれてサンクス。新しい生活を楽しんでおく
れ。そちらの様子を思い浮かべると、こっちも気持ちが明るくなっていくよ。
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