ヨーコオノ再び ('96冬)
From : Tomohisa Sakata
To : All
DATE : 03-07-96 01:48
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ちょっと遅いんですけど、おとといなんかのコメディにヨーコ・オノが
出てました。ずいぶん昔からやってるコメディで、主人公はジョンレノン
狂の映画監督。かねてより「ジョンの愛した」ヨーコと仕事をしたいと願
い出ていたのが念願かない、ヨーコの家へ招かれるのです。
監督 「(緊張している)本当に光栄ですヨーコさん(とかなんとか)」
ヨーコ「私はあなたの才能を買ってるのよ(とかなんとか)」
監督 「ありがとうございます。僕もこの作品を通じて、世間のヨーコさんに
対する誤解を解きたいと」
ヨーコ「誤解? 世間が私をなんだと言ってるの?」
監督 「う(青ざめる)。」
監督妻「いやもう彼は本当に、ヨーコさんにぞっこんなんです!(トカナントカ)」
ヨーコ「世間はなんだと言ってるの?」
監督 「いえあのほら、び・ビートルズが解散したのはその アナタノ セイダ トカ....」
ヨーコ「(まあ! という顔をする)」
監督 「いやホントはそんなことないんですよねあのその世間というのは、
まったく!!」
妻 「そうそう全く違いますわよね、あのその...!!」
という調子で、大笑い。あげくにヨーコが
「ウェル。世間は私のことをジョークなんか決して言わないと思ってるん
でしょうけど、私だって時にはおかしなことを言うのよ」
などとおどけてみせ、監督・妻は「いやまったくあなたは面白い、あー
ははは・はーは (^_^;)」と必死に答えるのでした。
ジョンレノンをよく知る映画監督が、ヨーコに対してそんなステレオタ
イプな恐怖を抱いているというのがだいたい非現実的なのですが、そこは
それコメディで、ともかくヨーコは本当にチャーミングなのでした。これ
で北米における積年のヨーコ不人気が一気に払拭されるのは確実ですね。
ほれ見たことか、ざまあみろオロカ者どもめとジョンとヨーコを支持して
20 年のわたくしは、胸のつかえが下りるのであります。
しかしヨーコもこんなに大衆にサービスしてあげるほど、やっぱり人間
が丸くなってるんですね。ショーの最後のシーンは、「ギブピースアチャ
ンス」が流れ、ヨーコと監督夫妻が有名な「ベッドイン」をしてました
(ジョンとヨーコがベトナム戦争反対のため行なったパフォーマンス)。
様々な思い出もみな遠くなっていき、やがて全て笑えるときが来るものな
のでしょうか。All we are saying is, give peace a chance。